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エバーグリーン電気料金|キャンペーン活用で環境価値を賢く手に入れる方法

CO2フリープランを展開するエバーグリーン電気の料金や企業の挑戦・理念を解説
この記事は約12分で読めます。

子育てや大きな出費が一段落し、これからは自分や社会のために意味のあることにお金を使いたい――。そんな想いを持ちながらも、「それは本当に価値のある出費なのか?」と冷静に見極める目も忘れない方へ。

エバーグリーンのCO2フリープランは、大手電力会社と比べると少し割高になることがありますが、キャンペーン活用でその負担を軽減可能。しかも、その割高な差額はCO2排出を実質ゼロにするための「環境価値」への投資。単なる電気代ではなく、未来への参加費ともいえるものですね。

本記事では、エバーグリーンの電気料金が高く見える理由や、その裏にある仕組み・企業の挑戦をわかりやすく解説。さらに、少しでもお得に申し込むための方法や、応援する企業を選ぶことの意味もお伝えします。

「無駄な出費は避けたい。でも、納得できる投資なら迷わず選びたい」――そんなあなたの判断材料が、ここにあります。

エバーグリーンの電気料金プラン:CO2フリーとは?

エバーグリーンの電気料金プラン:CO2フリープラン)の概要

「CO2排出量ゼロの電気」と聞くと、まるで太陽光や風力などの再生可能エネルギーだけを使っているように感じるかもしれません。

しかし、エバーグリーンが提供するCO2フリープランは、そうした“電気のつくられ方”ではなく、“使った結果としての環境負荷”に焦点を当てたユニークな仕組み。

ここでは、

  • なぜ「排出量ゼロ」といえるのか
  • どのような制度がその根拠となっているのか
  • いわゆる「再エネ電気」との違いは何か

といった点を整理しながら、CO2フリープランの本質を明らかにします。

環境への影響をちゃんと考えたい人にとって、この理解はプラン選択の土台となるはずです。

「CO2排出量がゼロ」の電気とは

エバーグリーンのCO2フリープランが掲げる「CO2排出量がゼロ」は、電気の使用に伴うCO2排出を制度的にゼロにするというもの。

このプランでは、供給する電気が再エネ由来でなくても、使用量に応じて「再エネ指定の非化石証書」を取得することで、排出係数をゼロに調整しています。ちなみに「排出係数」とは、電気使用が間接的にどれだけのCO2を出すかの指標。

たとえば400kWhを使用した場合、東京電力の排出係数に応じて計算すると約163kgのCO2を排出したとみなされますが、CO2フリープランなら非化石証書によりゼロと見なされます。

つまり、再エネ100%でなくても、使った結果としての環境負荷を抑える“実質的な脱炭素”の設計がされているのです。

エバーグリーンが利用する非化石証書とは

非化石証書とは、再エネ電源などの「環境価値」だけを切り離して取引できる仕組みのこと。

エバーグリーンは、経産省管轄の非化石取引市場で「再エネ指定の非化石証書」を購入し、供給電力量と対応させることで排出係数ゼロを実現しています。

たとえば太陽光発電で生まれた電気の「環境価値」だけを切り離して証書として販売し、別の電力会社がそれを購入。その電力会社は、実際の供給源に関係なく、CO2排出をゼロとして扱えます。

環境価値を証明する非化石証書が発行される流れ
非化石証書が発行される流れ

エバーグリーンもこの制度を利用し、供給量に応じた証書を確保。「電気の中身が見えにくい」という課題に、制度で信頼性を担保しているといえます。

再エネ電気とCO2フリーの違い

エバーグリーンのCO2フリープランは、「再エネ電気」をそのまま供給するものではありません。

再エネ電気とは、太陽光や風力など再生可能エネルギーによって発電され、かつ発電所まで特定される電気のこと。一方、エバーグリーンは発電所を特定することなく、非化石証書の購入によってCO2排出をゼロにする仕組みを採用しています。

たとえば、みんな電力という電力会社は発電所を明示して電気を届けますが、エバーグリーンは「排出ゼロ」の価値に主眼を置くスタイル。

「どうつくられたか」ではなく、「使った結果としての環境負荷」を重視した設計です。その意味で、再エネ電気と同様の環境効果を得られる選択肢といえるでしょう。

エバーグリーン電気料金は高い?他社と比較してわかること

エバーグリーンCO2フリープランの料金を、大手電力会社標準プランと比較

「環境にいい電気を選びたいけれど、家計への影響が心配…」
そう思ってエバーグリーンのCO2フリープランに関心を持った方にとっては、少し残念なお知らせかも。

結論から言うと、CO2フリープランの電気料金は、大手電力会社の標準プランと比べてやや割高になる傾向があります。
その理由は、CO2排出量をゼロにするための「再エネ指定の非化石証書」を取得する費用を上乗せしているから。つまり、安さ一辺倒よりも、環境への配慮をやや重視する人のための電気と言えるでしょう。

このセクションでは、モデル世帯ごとのシミュレーションを通して、実際の料金差を具体的に示すとともに、その背景にあるコスト構造の仕組みもわかりやすく解説。

とはいえ、環境負荷ゼロの電気を少しでもお得に契約する方法も存在します。次のセクションでは、価格.comのキャンペーンを利用して負担を軽くする方法を紹介。
ぜひ、料金と価値のバランスを冷静に見極める材料としてご活用ください。

モデル世帯別の電気料金比較

ここでは、エバーグリーン(CO2フリープラン)と各地域の大手電力会社(標準プラン)とのひと月あたりの電気料金を総支払額*で比較します。
(*)総支払額:基本料金や従量料金だけでなく、再エネ賦課金や燃料費調整額(または電源調達調整)に消費税まで含んだ額。

結論は、代表例とした関東(東京電力エリア)と関西(関西電力エリア)での結果では、エバーグリーン(CO2フリープラン)の方が少し割高というもの。

この差は、CO2排出係数を実質ゼロにするための非化石証書の取得コストなどが影響していると考えられます。

なお、モデル世帯別の電気料金を算出するにあたっては、家族構成ごとの電力使用量を下表の通りとししました。

これは、環境省「令和4年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)」のデータに基づいて算出しています。

家族構成ひと月の電力使用量
ひとり暮らし200kWh
ふたり暮らし340kWh
ファミリー
(夫婦と子供1~2人)
450kWh
家族構成ごとのひと月の想定使用電力量

では、具体的な差を見ていきましょう。

関東(東京電力エリア)での電気料金比較

下図は、2025年8月検針分の条件に基づき、エバーグリーン(CO2フリープラン)と東京電力(従量電灯B)とのひと月あたりの電気料金を電力使用量に応じて比較したもの。

2025年9月検針分、 エバーグリーンCO2フリープランVS東京電力 従量電灯B、30A 料金比較
2025年9月検針分、 エバーグリーンCO2フリープランVS東京電力 従量電灯B、40A 料金比較

基本料金はエバーグリーン(CO2フリープラン)の方が安いですが、少し電気を使うだけで逆転しますね。

モデル世帯ごとの電気料金は下図の通りです。

2025年9月検針分、 エバーグリーンCO2フリープランVS東京電力 従量電灯B、ひとり暮らし/ふたり暮らし/ファミリーの料金

ひとり暮らし(30A/200kWh)では両社の差は1,200円程度ですが、ふたり暮らし(40A/340kWh)やファミリー層(40A/450kWh)では、2,000円~2,400円と差が大きくなります。

しかし、例えば、月に2,000円の差額で年間1,800~2,400kgのCO2排出を実質ゼロにできます。これは植樹130~170本分の効果に相当。

関西(関西電力エリア)での電気料金比較

下図は、2025年8月検針分の条件に基づき、エバーグリーン(CO2フリープラン)と関西電力(従量電灯A)とのひと月あたりの電気料金を電力使用量に応じて比較したもの。

2025年9月検針分、 エバーグリーンCO2フリープランVS関西電力 従量電灯A、料金比較

関西電力エリアでも基本料金はエバーグリーン(CO2フリープラン)の方が安いですが、少し電気を使うだけで逆転します。

モデル世帯ごとの電気料金は下図の通りです。

2025年9月検針分、 エバーグリーンCO2フリープランVS関西電力 従量電灯A、ひとり暮らし/ふたり暮らし/ファミリーの料金

ひとり暮らし(200kWh)では両社の差は1,400円程度、ふたり暮らし(340kWh)やファミリー層(450kWh)では、2,400円~3,200円程度と差が大きくなります。

しかし、例えば、月に2,000円の差額で年間1,500kgのCO2排出を実質ゼロにできます。これは植樹110本分の効果に相当。

電気料金の背景には“環境負荷ゼロ”へのコスト構造がある

上記のモデル世帯別の電気料金比較にて示したように、エバーグリーンのCO2フリープランの電気料金は、大手電力会社より高くなる傾向です。その主な要因は、CO2排出係数をゼロにする仕組み。

エバーグリーンのCO2フリープランで供給する電気は必ずしも再生可能エネルギー由来とは限りません。そこで排出係数を実質ゼロにするため「再エネ指定の非化石証書」を購入しています。

非化石証書の価格は非化石価値取引市場にて変動します。たとえば、2025年5月23日の取引価格は1kWhあたり0.67円。CO2フリーという環境価値を確保するために、このようなコストが含まれています。

このように、エバーグリーンのCO2フリープランの電気料金には、CO2排出係数を実質ゼロにするための仕組みが確かに反映されています。価格だけでなく、その背後にある制度的な構造や環境的意義も含めて、総合的に判断することが求められます。

エバーグリーンの電気にお得料金で加入できる、価格.comのキャンペーン

エバーグリーンの電気にお得な料金で加入できる、価格.comのキャンペーンを紹介

CO2排出係数を実質ゼロにする仕組みが組み込まれている分、エバーグリーンのCO2フリープランの電気料金は大手電力会社と比べて割高になる傾向。環境への配慮を反映した料金設計とはいえ、家計負担の増加が気になる人もいるでしょう。

そこで注目したいのが、加入時に利用できるキャンペーン。キャンペーンを活用すれば、負担を抑えながらCO2フリープランに加入できます。

このセクションでは、現在利用可能なキャンペーンを比較し、「どの経路で申し込むと最もお得になるか」を紹介します。

ただし、現在、エバーグリーンのCO2フリープランに加入する際に利用できるキャンペーンは、電力比較サイトである価格.com経由の申し込みによる特典のみ。

それでは、価格.com経由の申し込みで得られる特典について解説しましょう。

価格.com限定特典の概要

価格.com経由で申し込むと20,000円分のAmazonギフト券をもらえます。

キャンペーン期間:
2025年8月1日(金)0:00〜8月31日(日)23:59
※ただし、予告なく終了・変更される可能性あり。

特典内容:
Amazonギフト券(コードタイプ)20,000円分を、登録メールアドレスに送付。送付は2026年7月頃を予定。

適用条件:

  • 価格.com経由で申し込むこと。
  • 2026年6月30日までに利用開始し、同日まで解約せずに継続すること。

対象外となる例:

  • 契約後すぐに引越しをして供給地点が変わった場合
  • 途中解約した場合
  • 2026年3月以前に他社へ切り替えた場合

価格.com限定特典の注意点

特典を受け取れなかった、という声が一部の電力会社キャンペーンでは過去に見られます。以下の点に注意しましょう。

  • 申し込みページの確認:
    必ず価格.comのページから申込を行うこと。リンク先をブックマークしておくのが安心です。
  • メール受信設定:
    ギフト券は「@egmkt.co.jp」からのメールで届くため、迷惑メール設定で弾かれないよう事前に確認。
  • 供給開始タイミングの管理:
    契約後、供給開始までに時間がかかることがあります。申込は余裕を持って行うことをおすすめします。

価格.comの特典には裏があるのでは?

電力比較サイトの価格.comは多くの利用者を抱えているため、電力会社にとっても効率的な顧客獲得チャネルとなっています。

そのため「価格.com限定」で特別な条件を設定するメリットがあるのです。

したがって、特典が豪華であっても決して裏があるわけではありません。

エバーグリーンの電気を支えるイーレックスの実力とは

エバーグリーンの電気を支える親会社であるイーレックスの実力を紹介

エバーグリーンがCO2フリープランをサービス供給する背後には、「環境価値のある電力」を安定して供給できる親会社イーレックスの実力があります。

イーレックスは日本のバイオマス発電を牽引してきた実績を持ち、電源の多様化・燃料の柔軟調達・環境配慮型の発電技術など、総合的な電力事業の力を背景にエバーグリーンを支えています。

ここでは、イーレックスのバイオマス発電事業の先駆け例である「土佐発電所」での取り組みを紹介し、その実力を理解してもらいましょう。

バイオマス発電とは

バイオマス発電は、木材や農作物の殻・廃棄物など、生物由来の資源を燃料として電気をつくる仕組みです。こうした資源を燃やすことでCO2は出ますが、その分はもともと植物が成長する過程で吸収したもの。そのため、地球全体で見るとCO2を増やさない“カーボンニュートラル”な発電方法とされています。

また、バイオマス発電の大きな特徴は、天候に左右されずに安定して発電できる点。太陽光や風力は自然条件によって出力が大きく変動します。しかし、バイオマスは燃料さえあれば計画通りに発電が可能。再生可能エネルギーの中でも、電力供給の安定性を補う重要な役割を担っています。

バイオマス発電への挑戦:エバーグリーンの親会社イーレックスの取り組み事例

エバーグリーンの親会社イーレックスは、早期からバイオマス発電に注力してきました。中でも2013年に稼働した高知県土佐市の「土佐発電所」は、同社にとって初のバイオマス専用の大規模プラントであり、日本国内の先駆け的な取り組みとして注目されました。

この土佐発電所における取り組みは、日本のバイオマス発電における実務面での教訓を多く含んでいます。ここでは、具体的にイーレックスが直面した実務的な課題や、それに対する工夫を簡単に紹介。

実績と背景:イーレックス土佐発電所における初の挑戦

エバーグリーンの親会社イーレックスの土佐発電所(20MW)は、パームヤシ殻(PKS)を主燃料としたバイオマス専用の発電所として2013年に稼働(現在は老朽化に伴い休止中)。このプロジェクトは、旧セメント工場の敷地と設備を転用して実現したもので、初期コストが抑えられた一方で年数の経った設備も多くありメンテナンスに細心の注意を払いながら稼働しました。

この土佐発電所の稼働後、2016年11月には大分県佐伯市に、2020年1月には岩手県大船渡市と福岡県豊前市にそれぞれバイオマス発電所が稼働するなど、土佐での実績の活用に繋がっています。

PKS燃料の活用と課題対応

PKS(Palm Kernel Shell)は、発電用バイオマス燃料としてカロリーあたりのコストが低く、耐水性も高いため屋外保管が可能という利点があります。

しかし、発電所の運転に際しては吸湿による熱量低下・過剰乾燥による粉じんの発生・異物除去といった運用上の問題に直面し、細心の注意が必要。さらに、産地や種類によってはボイラに悪影響を与えるカリウムや塩素といった成分の多いPKSがあります。

このような実務上の課題に対応するため、燃料水分率の管理、粉じん対策、調達先の選定など、多岐にわたる工夫が現場で積み上げられてきました。

こうした挑戦は必ずしも効率的に儲かる道ではありませんが、環境のために挑戦を続ける姿勢がエバーグリーンのCO2フリープランを支えています。

エバーグリーン電気料金のまとめ

  • エバーグリーンのCO2フリープランは、大手電力会社より月1,000〜3,500円程度高めになる傾向。
  • 割高になる主な要因は、再エネ指定の非化石証書取得コスト。これはCO₂排出係数を実質ゼロにするための「環境価値」購入費用です。
  • 親会社イーレックスは日本のバイオマス発電を牽引してきた企業で、電源の安定供給や環境配慮に実績あり。
  • 環境負荷を減らしつつ信頼できる電力を選びたい人には、有力な選択肢。

💡 月3,000円の差は、1日あたり約100円。コーヒー1杯分に満たない投資で、年間CO2排出をゼロにできる価値があります。

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