このページにはPRリンクが含まれています

割引キャンペーンを含めてもエバーグリーンの電気プランは料金高い?

割引キャンペーンを含めてもエバーグリーンの電気料金は高いか解説
この記事は約20分で読めます。

「環境に優しい電気を選びたいけれど、家計への負担が増えるのは避けたい…」そんな迷いを感じている人も多いのではないでしょうか。

せっかくエコな選択をしても、電気代が大幅に上がってしまっては長く続けにくいもの。

実は、東京電力と再エネ分野の先駆者イーレックス共同で設立した「エバーグリーン・リテイリング」なら、安定した事業基盤を持ちながらCO2排出量を“実質ゼロ”にする仕組みを整えています。

あまり聞かない会社名なので不安を感じるかもしれませんが、意外なほど確かな信頼性が隠れています。

本記事では、以下のようにエバーグリーンの成り立ちや財務基盤、CO2排出量ゼロの仕組み、さらに気になる料金プランとお得なキャンペーンまで徹底解説。

結論を伝えますと、電気料金だけを比較すると、確かにエバーグリーンは少し割高です。しかし、CO2排出量ゼロという環境価値を考えると、それは納得の金額。しかも、上手く加入キャンペーンを利用すれば、むしろお得感も出てきます。

本記事での料金比較の基準は、再エネ賦課金や燃料調整額なども含んだ、あなたが実際に払う金額。しかも、毎月改定される燃料調整額などは最新値を採用していますので、納得感を持って読んでいただけると思います。

そして、読み終える頃には、「環境性と家計のバランスをどう両立できるか」が明確になり、自分に合った電気の選び方がきっと見えてくるはずです。ぜひ、最後までご一読ください。

エバーグリーンとは?

エバーグリーンは、大手電力会社である東京電力と、バイオマス発電の先駆的企業であるイーレックスとの共同出資会社

「エバーグリーンって、聞いたことがない会社だけど大丈夫かな?」──そう思う人も多いでしょう。

実は、エバーグリーンには日本最大の電力会社・東京電力が資本を提供しているという事実があります。その東京電力と、再生可能エネルギー分野の先駆者イーレックスとがタッグを組むことで、盤石な安定性と将来性とが兼ね備わっているのです。

「新しい会社=リスクが高い」という一般的なイメージを覆し、むしろ長期的に安心できる選択肢であることは意外ではないでしょうか。
では、東京電力との協力体制はどのようなものか? 安定性はどの程度? なぜ政府からも信頼される存在となっている?

このような観点から詳しく見ていきましょう。

エバーグリーンはイーレックスと東京電力の合弁による電力会社

エバーグリーンは、大手電力会社と再エネ先駆企業が共同出資する合弁会社。怪しい新興企業ではなく、安心して契約できる会社です。

信頼できる理由は以下のとおり。

  • 大手と共同出資
    出資会社:イーレックス株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社
    双方の強み(再エネ開発 × 大規模販売網)を掛け合わせ
  • しっかりした事業基盤
    2019年3月設立と比較的新しいが、既に全国規模で供給実績あり
    法人向けは「エバーグリーン・マーケティング」、個人向けは「エバーグリーン・リテイリング」の分業体制
  • グループの実績
    イーレックスは国内最大級のバイオマス発電を運営
    東京電力グループのノウハウを活用

公式サイトに掲載されている会社概要によると、エバーグリーンの体制は以下のとおり。

  • イーレックス株式会社
    設立:1999年12月8日
  • エバーグリーン・マーケティング株式会社
    法人担当
    設立:2019年3月29日
    株主:イーレックス(66%)、東京電力エナジーパートナー(34%)
  • エバーグリーン・リテイリング株式会社
    個人担当
    設立:2020年7月1日
    株主:エバーグリーン・マーケティング(100%)

つまり、一般家庭向けに電力供給しているのはエバーグリーン・リテイリングで、「大手×再エネ先駆企業」が共同で支える会社。
確かな後ろ盾を持って電力サービスを展開していると言えますね。

エバーグリーンの財務実績

一般家庭向け電力サービスを担当しているエバーグリーン・リテイリングは、個人が安心して加入できる堅実な財務基盤を持っていますね。

具体的には、直近の5期にて連続の黒字を確保。利益剰余金も厚く、総資産も増加傾向にあります。

エバーグリーン・リテイリングの財務情報
決算期総利益利益剰余金総資産
2025年3月25億円97億円156億円
2024年3月35億円98億円152億円
2023年3月3億円63億円113億円
2022年3月23億円60億円106億円
2021年3月36億円37億円120億円

黒字の継続、剰余金の厚み、資産拡大という三拍子が揃っており、家計目線でも安心して選べる会社と言えます。

イーレックスグループの挑戦と信頼性

エバーグリーン・リテイリングの信頼性は、親会社イーレックスが再エネ分野で挑戦的かつ公的に認められた実績を持つ点にも裏付けられています。

再生可能エネルギーは拡大が期待される一方、太陽光や風力は天候に左右されやすく、安定供給に課題があります。イーレックスはこの課題を解決するため、調達可能な燃料を活用したバイオマス発電を国内外で推進。再エネの多様化と安定化に取り組んできました。

その方向性を示すのが、イーレックスの掲げるビジョン「再生可能エネルギーをコアに 電力新時代の先駆者になる」。この言葉自体が、挑戦を恐れず未来を切り開く姿勢を象徴しています。

例えば、電力需要が年率10%で伸びて石炭の輸入国となっているベトナムにて、イーレックスグループは50MW(11万世帯の年間使用相当)のバイオマス発電事業を手掛けています。この事業は、同国のエネルギー自給率向上とカーボンニュートラルの達成に貢献するもの。
なおかつ、日本政府による次の二つの事業などに採択されています。

このように、イーレックスグループは挑戦的でありながら政府からも評価される信頼性の高い企業。エバーグリーン・リテイリングがその一員であることは、私たちにとっても「安心して任せられる会社」ですね。

エバーグリーンの電気料金プラン:CO2排出量実質ゼロとは?

エバーグリーンの提供する「CO2排出量実質ゼロの電気」は、再エネ電気とは少し意味が違い、非化石証書の活用により実現している。

「CO2排出量ゼロの電気」と聞くと、まるで太陽光や風力などの再生可能エネルギーだけを使っているように感じるかもしれません。

しかし、エバーグリーンが提供するのは、そうした“電気の作られ方”ではなく、“使った結果としての環境負荷”に焦点を当てたユニークな仕組み。

ここでは、

  • なぜ「排出量ゼロ」といえるのか
  • どのような制度がその根拠となっているのか
  • いわゆる「再エネ電気」との違いは何か

といった点を整理しながら、CO2排出量実質ゼロの仕組みを解説します。

環境への影響をちゃんと考えたい人にとって、この理解はプラン選択の土台となるはずです。

「CO2排出量がゼロ」の電気とは

エバーグリーンが掲げる「CO2排出量がゼロ」は、電気の使用に伴うCO2排出を制度的にゼロにするというもの。

このプランでは、供給する電気が再エネ由来でなくても、使用量に応じて「再エネ指定の非化石証書」を取得することで、排出係数をゼロに調整しています。ちなみに「排出係数」とは、電気使用が間接的にどれだけのCO2を出すかの指標。

たとえば400kWhを使用した場合、東京電力の排出係数に応じて計算すると約163kgのCO2を排出したとみなされますが、エバーグリーンの電気なら非化石証書によりゼロと見なされます。

つまり、再エネ100%でなくても、使った結果としての環境負荷を抑える“実質的な脱炭素”の設計がされているのです。

エバーグリーンが利用する非化石証書とは

非化石証書とは、再エネ電源などの「環境価値」だけを切り離して取引できる仕組みのこと。

エバーグリーンは、経産省管轄の非化石取引市場で「再エネ指定の非化石証書」を購入し、供給電力量と対応させることで排出係数ゼロを実現しています。

たとえば太陽光発電で生まれた電気の「環境価値」だけを切り離して証書として販売し、別の電力会社がそれを購入。購入した電力会社は、実際の供給源に関係なく、CO2排出をゼロとして扱えます。

環境価値を証明する非化石証書が発行される流れ
非化石証書が発行される流れ

エバーグリーンもこの制度を利用し、供給量に応じた証書を確保。「電気の中身が見えにくい」という課題に、制度で信頼性を担保しているといえます。

再エネ電気との違い

エバーグリーン電気は、「再エネ電気」をそのまま供給するものではありません。

再エネ電気とは、太陽光や風力など再生可能エネルギーによって発電され、かつ発電所まで特定される電気のこと。一方、エバーグリーンは発電所を特定することなく、非化石証書の購入によってCO2排出をゼロにする仕組みを採用しています。

たとえば、みんな電力という電力会社は発電所を明示して電気を届けますが、エバーグリーンは「排出ゼロ」の価値に主眼を置くスタイル。

「どうつくられたか」ではなく、「使った結果としての環境負荷」を重視した設計です。その意味で、再エネ電気と同様の環境効果を得られる選択肢といえるでしょう。

エバーグリーンの電気プランは料金高い?

エバーグリーンの通常プランやライフスタイルプランを紹介し、各地域の大手電力会社と料金比較

「環境にいい電気を選びたいけれど、家計への影響が心配…」
そう思ってエバーグリーンに関心を持った人にとっては、少し残念なお知らせかも。

結論から言うと、エバーグリーンの電気料金は、大手電力会社の標準プランと比べてやや割高になる傾向があります。
その理由は、CO2排出量をゼロにするための「再エネ指定の非化石証書」を取得する費用を上乗せしているから。つまり、安さ一辺倒よりも、環境への配慮をやや重視する人のための電気と言えるでしょう。

このセクションでは、まずは複数あるエバーグリーンの料金プランをそれぞれ解説。
そのあとモデル世帯ごとのシミュレーションを通して、実際の料金差を具体的に示すとともに、その背景にあるコスト構造の仕組みもわかりやすく解説。

とはいえ、環境負荷ゼロの電気を少しでもお得に契約する方法も存在します。次のセクションでは、新規加入者向けキャンペーンを利用して負担を軽くする方法を紹介。
ぜひ、料金と価値のバランスを冷静に見極める材料としてご活用ください。

エバーグリーンの2つの電気料金プラン

エバーグリーン・リテイリングが提供する電力サービスには、「通常プラン」と「ライフスタイルプラン」の主に2つの料金体系があります。

2つの料金体系ともにCO2排出量実質ゼロを実現。供給する電気について非化石証書を利用しています。

しかし、主に料金構成に両者の違いがあります。

以下に、「通常プラン」と「ライフスタイルプラン」のそれぞれについて詳細に解説します。

エバーグリーンの通常プラン

エバーグリーンの通常プランは、大手電力会社で採用されている、多くの人になじみがある料金体系が採用されています。

具体的に電気料金は下記の要素で構成。

  • 基本料金: 契約電流(A)や契約容量(kVA)に応じて決まる固定料金
  • 電力量料金:使用電力に応じて加算、料金単価は三段階制
  • 電源調達調整額:仕入れる電気の想定価格との差額を還元or負担する額
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金: 国の制度で決められた負担金

ひと月に支払う電気料金は、使用電力に応じて下図のように決まります。

エバーグリーン 通常プランの電気料金が使用電力に応じて決まることを示した模式図

なお、サービスエリアは沖縄を除く全国。つまり、下記の大手電力会社管内です。

サービスエリア
北海道、東北、東京(関東)、中部、北陸、関西、中国、四国、九州の各大手電力会社管内

エバーグリーンのライフスタイルプラン

エバーグリーンのライフスタイルプランは、独特な料金体系が採用されています。

具体的には、使用電力量がゼロでも最低料金(定額部)が発生。下記の要素で電気料金が決まります。

  • 最低料金(定額部): メニューごとに規定(ライフスタイルS:4,280円~ライフスタイルL+:16,800円)
  • 電源調達調整額:メニューごとに規定された最低料金適用電力量(ライフスタイルS:150kWh~ライフスタイルL+:600kWh)を超えた使用量に応じて加算
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金: 国の制度で決められた負担金

ひと月に支払う電気料金は、使用電力に応じて下図のように決まります。

エバーグリーン ライフスタイルプランの電気料金の決まり方を示した模式図

なお、ライフスタイルプランのサービスエリアも沖縄を除く全国。下記の大手電力会社管内です。

サービスエリア
北海道、東北、東京(関東)、中部、北陸、関西、中国、四国、九州の各大手電力会社管内

ところで、注意点がひとつあります。選択したメニューで決められた電力量を3か月連続で超えて使用すると、エバーグリーンの判断により上位メニューに変更される可能性があることです。ただし、変更された翌月より元のメニューに戻すことも可能。

モデル世帯別電気プランの料金比較

ここでは、エバーグリーン(通常プランおよびライフスタイルプラン)と各地域の大手電力会社(標準プラン)とのひと月あたりの電気料金を「総支払額」で比較します。

結論は、代表例とした関東(東京電力エリア)と関西(関西電力エリア)での結果では、エバーグリーン(CO2フリープラン)の方が少し割高というもの。

この差は、CO2排出係数を実質ゼロにするための非化石証書の取得コストなどが影響していると考えられます。

なお、モデル世帯別の電気料金を算出するにあたっては、家族構成ごとの電力使用量を下表の通りとしました。

これは、環境省「令和4年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)」のデータに基づいて算出しています。

家族構成ひと月の電力使用量
ひとり暮らし200kWh
ふたり暮らし340kWh
ファミリー
(夫婦と子供1~2人)
450kWh
家族構成ごとのひと月の想定使用電力量

では、具体的な差を見ていきましょう。

関東(東京電力エリア)での電気料金比較

下図は、2025年10月検針分(9月使用分)の条件に基づき、エバーグリーンの通常プランやライフプラン(ここでは代表的に‐M、‐L、図中ではLS-M、LS-Lと表記)と、東京電力(従量電灯B)とをひと月あたりの電気料金をにて比較したもの。

2025年10月検針分(9月使用分)、 エバーグリーン(通常、ライフプラン‐M、L)VS東京電力 従量電灯B、30A 料金比較
2025年10月検針分(9月使用分)、 エバーグリーン(通常、ライフプラン‐M、L)VS東京電力 従量電灯B、40A 料金比較

エバーグリーンの通常プランは割高ですが、ライフスタイルプランのMやLにて使用量が最低料金の適用電力量近辺になるなら東京電力と変わらないですね。

環境に優しくない東京電力と同等の料金で済むなら、十分にお得と言えるでしょう。

ただし、モデル世帯ごとの電気料金を示そうとすると、ライフスタイルプランの場合は複雑。どのメニューを選ぶかで変わってくるからです。

2025年10月検針分(9月使用分)、 エバーグリーンの通常プランやライフスタイルプラン、東京電力( 従量電灯B)を、ひとり暮らし/ふたり暮らし/ファミリー世帯にて
料金比較

上図は、各モデル世帯ごとに、エバーグリーンの通常プランおよびライフスタイルプラン、東京電力(従量電灯B)での料金を比較したもの。ただし、エバーグリーンのライフスタイルプランでは、各モデル世帯ごとに下記のメニューを選択。

ひとり暮らしライフスタイルS+(定額220kWh)
ふたり暮らしライフスタイルL(定額450kWh)
ファミリーライフスタイルL(定額450kWh)
モデル世帯ごとの料金算出にて選択したメニュー

ふたり暮らしの場合のライフスタイルプランとしてはライフスタイルL(定額450kWh)で算出しました。しかし、最低料金適用電力量に比べてモデルの標準使用量(340kWh)がかなり少ないため、ずいぶんと割高な結果。ふたり暮らし世帯では、メニュー選択が難しいかもしれません。

ただし、料金比較については、次のセクションで解説する「新規加入者向けキャンペーン」も考慮すべきです。

関西(関西電力エリア)での電気料金比較

下図は、2025年10月検針分(9月使用分)の条件に基づき、エバーグリーンの通常プランやライフプラン(ここでは代表的に‐M、‐L、図中ではLS-M、LS-Lと表記)と、関西電力(従量電灯A)とをひと月あたりの電気料金をにて比較したもの。

2025年10月検針分(9月使用分)、 エバーグリーン(通常、ライフプラン‐M、L)VS関西電力 従量電灯A 料金比較

エバーグリーンの通常プランは割高ですが、ライフスタイルプランのMやLにて使用量が最低料金の適用電力量近辺になるなら関西電力より少し高いくらい。

環境に優しい電気ではない関西電力と近い料金になるならお得と言えます。

ただし、モデル世帯ごとの電気料金を示そうとすると、ライフスタイルプランの場合は複雑。どのメニューを選ぶかで変わってくるからです。

2025年10月検針分(9月使用分)、 エバーグリーンの通常プランやライフスタイルプラン、関西電力( 従量電灯A)を、ひとり暮らし/ふたり暮らし/ファミリー世帯にて
料金比較

上図は、各モデル世帯ごとに、エバーグリーンの通常プランおよびライフスタイルプラン、関西電力(従量電灯A)での料金を比較したもの。ただし、エバーグリーンのライフスタイルプランでは、各モデル世帯ごとに下記のメニューを選択。

ひとり暮らしライフスタイルS+(定額220kWh)
ふたり暮らしライフスタイルL(定額450kWh)
ファミリーライフスタイルL(定額450kWh)
モデル世帯ごとの料金算出にて選択したメニュー

ふたり暮らしの場合のライフスタイルプランとしてはライフスタイルL(定額450kWh)で算出しました。しかし、最低料金適用電力量に比べてモデルの標準使用量(340kWh)がかなり少ないため、ずいぶんと割高な結果。ふたり暮らし世帯では、メニュー選択が難しいかもしれません。

ただし、料金比較については、次のセクションで解説する「新規加入者向けキャンペーン」も考慮すべきです。

電気料金の背景には“環境負荷ゼロ”へのコスト構造がある

上記のモデル世帯別の電気料金比較にて示したように、エバーグリーンの電気料金は、大手電力会社より高くなる傾向です。その主な要因は、CO2排出係数をゼロにする仕組み。

エバーグリーンで供給する電気は必ずしも再生可能エネルギー由来とは限りません。そこで排出係数を実質ゼロにするため「再エネ指定の非化石証書」を購入しています。

非化石証書の価格は非化石価値取引市場にて変動します。たとえば、2025年5月23日の取引価格は1kWhあたり0.67円。実質という環境価値を確保するために、このようなコストが含まれています。

このように、エバーグリーンの電気料金には、CO2排出係数を実質ゼロにするための仕組みが確かに反映されています。価格だけでなく、その背後にある制度的な構造や環境的意義も含めて、総合的に判断することが求められます。

エバーグリーンの電気にお得料金で加入できるキャンペーンの比較:2025年10月

エバーグリーンの電気にお得な料金で加入できるキャンペーンを紹介

CO2排出係数を実質ゼロにする仕組みが組み込まれている分、エバーグリーンの電気料金は大手電力会社と比べて割高になる傾向。環境への配慮を反映した料金設計とはいえ、家計負担の増加が気になる人もいるでしょう。

そこで注目したいのが、新規加入者向けのキャンペーン。キャンペーンを活用すれば、負担を抑えながら自宅の電気のCO2排出量にゼロにできます。

このセクションでは、現在利用可能なキャンペーンを比較紹介。見逃すと損ですよ!

キャンペーン比較

現在実施されているキャンペーンには次の3つがあります。

  • エネチェンジ経由のキャンペーン
  • 価格.com経由のキャンペーン
  • エバーグリーンのお友達紹介

Amazonをよく利用している人には、自動送付される価格.com経由のキャンペーンがおすすめ。Amazonを利用しない人には、現金でキャッシュバックを受けられるエネチェンジ経由がおすすめですね。

一方、お友達紹介は、利用者から紹介を受ける必要があり、ハードルが高いですね。

下表に各キャンペーンの特徴を示します。

キャンペーン特典内容継続条件受け取り時期メリット
エネチェンジ経由20,000円の
現金振込
利用開始から12か月継続利用開始から
約14〜15カ月後に案内
→ 手続き後振込
金額が大きく、
現金でもらえる
価格.com経由20,000円分
Amazon
ギフトコード
2026/8/31まで契約継続
(約10〜11カ月程度)
2026年9月に
登録メール宛て送付
金額が大きい
お友達紹介10,000円分
Amazon
ギフトコード
紹介者と紹介を受けた人の
双方が契約継続
紹介を受けた人の
供給開始翌月末から
毎月付与(10カ月)
受け取り開始時期が
早い

ただし、これらキャンペーンに注意点があります。いずれのキャンペーンでも、ライフスタイルプランを契約しようとする人は利用できません。今のところ、ライフスタイルプランの契約を希望する人は、普通に申し込むしかないです。

👉ライフスタイルプランを申し込む

エネチェンジ経由のキャンペーン

エネチェンジ経由でエバーグリーンに申し込むと得られるキャンペーンの特長は、現金2万円のキャッシュバック。ポイントやギフト券のように使い方を縛られません。

適用条件である12か月の契約期間と受け取りに要する2か月程度の期間を考慮すると、乗り換えで電気代がひと月当たり約1,400円高くなっても、まだお得。

キャンペーンの開催期限は明記されていませんが、いつ打ち切られるかは不明。検討中の人は早めに申し込みましょう。

ただし、ライフスタイルプランへの申し込みには利用できません。

エネチェンジ経由のキャンペーン概要

特典内容:
20,000円分の現金キャッシュバック

適用条件:

  • エネチェンジ経由で申し込むこと
  • 申し込みから3か月以内に電気供給を受けていること
  • 契約を12か月間継続すること
  • 使用開始から12か月間の総支払額が2万円を越えていること
    ただし、一般的に電気代が安くなる一人暮らしの人でも、普通はクリア可能
  • 料金の未払いがないこと

対象外となる例:

  • 12か月以内に特典対象外のプランへ変更した場合
  • 転居した場合

受け取り方法:

  • 12か月の契約継続後、2か月以内にエネチェンジより案内メールが発信される
  • 案内メール受信後、メール記載の手順に沿って90日以内に受け取る

エネチェンジ経由のキャンペーンの注意点

  • 申し込みページの確認:
    必ずエネチェンジのページから申込を行うこと。リンク先をブックマークしておくのが安心です。
  • エネチェンジへの会員登録:
    エバーグリーンへの登録以外に、エネチェンジへの登録も必要
  • メール受信設定:
    受け取り案内メールは「@enechange.co.jp および @enechange.jp」からのメールで届くため、迷惑メール設定で弾かれないよう事前に確認。
  • 受け取り忘れの可能性:
    受け取りには自分からの手続きが必要。案内メール受信後、早めに手続きしましょう。

価格.com経由のキャンペーン

価格.com経由でエバーグリーンに申し込むと得られるキャンペーンの特長は、条件達成後、自動的に送られてくる簡便さです。もらい忘れがありません。もちろん、キャッシュバック額が2万円と大きいことも魅力。

ギフト券を受け取れる来年9月までの11か月間を考慮すると、乗り換えで電気代がひと月当たり約1,800円高くなっても、まだお得。

ただし、価格.com経由のキャンペーンもライフスタイルプランへの申し込みには利用できません。

価格.com経由の特典概要

価格.com経由で申し込むと20,000円分のAmazonギフト券をもらえます。

キャンペーン期間:
2025年10月1日(水)0:00〜10月31日(火)23:59
※ただし、予告なく終了・変更される可能性あり。

特典内容:
Amazonギフト券(コードタイプ)20,000円分を、登録メールアドレスに送付。送付は2026年9月頃を予定。

適用条件:

  • 価格.com経由で申し込むこと。
  • 2026年8月31日まで解約せずに継続すること。

対象外となる例:

  • 2026年8月31日までに引越しをして使用場所が変わった場合
  • 2026年8月31日時点で、2026年5月使用分以前の電気料金に未納がある場合

価格.com経由の特典の注意点

特典を受け取れなかったということがごく一部、見られるようです。念のため、以下の点に注意しましょう。

  • 申し込みページの確認:
    必ず価格.comのページから申込を行うこと。リンク先をブックマークしておくのが安心です。
  • メール受信設定:
    ギフト券は「@egmkt.co.jp」からのメールで届くため、迷惑メール設定で弾かれないよう事前に確認。

お友達紹介キャンペーン

エバーグリーン・リテイリング自体は、お友達紹介キャンペーンを実施しています。紹介者も紹介された人も両方が得する仕組み。

ただし、紹介者にメールアドレスを伝え、さらに「お友達紹介フォーム」に入力してもらう必要があります。

加えて、お友達紹介キャンペーンもライフスタイルプランへの申し込みには利用できません。

お友達紹介キャンペーンの概要

エバーグリーン・リテイリングのお友達紹介キャンペーンは、契約中の人が友人・知人を紹介すると、紹介者もお友達もAmazonギフトコードを最大1万円分もらえるものです。

  • キャンペーン期間
    2025年7月8日(火)~ 2026年1月7日(水)
  • 対象プラン
    紹介者・お友達ともに「MP/APプラン」(*MP/APプランとは通常プランのこと)
  • 特典内容
    紹介者:10か月間、毎月1,000円分のAmazonギフトコード(合計最大1万円)
    お友達:同じく10か月間、毎月1,000円分(合計最大1万円)
  • 付与開始時期
    お友達の電力供給が開始した月の 翌月末 から付与開始(10か月間継続)
  • 紹介方法の流れ
    1. 紹介者がマイページで「お客さま番号(13桁)」を確認
    2. 紹介フォームに契約名義・番号・友達のメールアドレスを入力
    3. お友達に専用URLが届き、そこから申し込み
    4. 供給開始後、翌月末から特典付与スタート

お友達紹介キャンペーンの注意点

魅力的なキャンペーンですが、適用にはいくつか条件があります。申し込み前にしっかり確認しておきましょう。

  1. 契約を途中で解約すると特典が停止
     紹介者またはお友達、どちらかが途中で解約・プラン変更すると、その時点で付与は打ち切り。
  2. 入力情報の誤りに注意
     お客さま番号や契約名義を間違えると、特典が無効になります。必ず正確に入力を。
  3. 他キャンペーンとの併用不可
     同時期に実施している他キャンペーンと重複申し込みはできず、最初に申し込んだキャンペーンが優先されます。
  4. 支払い遅延があると対象外
     過去や現在に電気料金の未払い・延滞がある場合、特典を受け取れません。
  5. 同じ友達を再度紹介できない
     一度紹介した相手を再紹介することはできません。
  6. キャンペーンは期間限定
     終了日(2026年1月7日)以降は適用されず、予告なく変更・終了する可能性もあります。

割引キャンペーンを含めてもエバーグリーンの電気プランは料金高い?のまとめ

エバーグリーンは、「大手×再エネ先駆企業」の合弁という強固な基盤を持ち、堅実な財務実績と環境価値を両立した電力会社。

料金は大手電力会社に比べてやや割高になる傾向があります。ただし、その背景にはCO2排出量を実質ゼロにする仕組みが存在し、単なるコスト差以上の「環境的な意義」が込められています。

本記事のポイントを整理すると以下のとおり。

  • 信頼性:東京電力とイーレックスが共同出資、黒字継続の財務基盤
  • 環境性:「再エネ指定非化石証書」によりCO2排出量を実質ゼロ化
  • 選択肢:使用量に応じた「通常プラン」と「ライフスタイルプラン」
  • お得情報:新規加入キャンペーンを活用すれば家計負担を軽減可能

電気代を「単なる固定費」と見るのではなく、「未来への投資」と考える人には、エバーグリーンは十分検討に値する選択肢と言えますね。

でも、

「エバーグリーンの取り組みは理解できた。でも、他の電力会社はどんな工夫をしているんだろう?」

「もう少しわかりやすい料金体系で環境に優しい電気はないのか?」

そんな疑問や要望を持つ人もいるでしょう。

そんな人のために同じく再エネ系電力会社であるTGオクトパスエナジー・みんな電力・さすてな電気と、今回のエバーグリーンをあわせて4社を比較した記事も用意しています。
[再エネ電力会社おすすめ4社の比較]

気になる人は、こちらもぜひ参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました