これをやろう!SDGs3「すべての人に健康と福祉を」で個人ができること

SDGsの目標3
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SDGsについて勉強すると、実際に何か実行してみたいですよね。

でも、企業が手掛けるような大それたことはできない。

私たちにできることを見つけたいところ。

ところで、今までに皆さんがあたりまえにやってきたことの中に、意外とSDGsに関連することがあったりするのは知ってますか?

改めてここでSDGsのために私たち個人でできることを確認しましょう。

本記事では、 SDGs目標3のために私たちができる「ちょっといいこと」として次の2つを解説。

  • 途上国の医療を支援している団体への募金
  • 自身の健康を自分で保つ努力

実践すれば、きっと「世の中を良くすることに貢献している」感を味わうことができますよ。

加えて、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の内容や、これが目標として設定された理由を簡単に解説します。

ぜひご一読ください。

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」で私たち個人ができること

SDGs目標3のために私たち個人ができること

ここではSDGs目標3のために私たち個人ができることについて、具体的に2つを紹介します。

SDGs目標3で私たち個人ができること①医療支援団体への募金

医療従事者の派遣や医療物資の提供など、途上国の医療を支援している団体に募金をすれば、間接的に私たちがSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献することになります。

途上国で医療支援している団体は、例えば次のようなところ。

団体ビジョン活動内容
国境なき医師団「医の倫理」と人道援助の名の下、
中立性と不偏性を遵守し苦境にある人々を援助
紛争地や被災地、感染症の流行地域に赴き、
医療診察と診療、病気予防、心理・社会面の支援を実施
赤十字社人間の生命は尊重されなければならないし、
苦しんでいる者は敵味方の別なく救われなければならない
緊急支援、復興支援、開発協力、国際人道法の普及
ユニセフすべての子どもの権利が実現される世界をめざして子供の保健や教育、衛生環境の整備や人権保護

国境なき医師団

1999年にノーベル平和賞を受賞した国境なき医師団(MSF)は、独自の調査に基づいて医療・人道援助を行う必要があると判断した場合にプロジェクトを立ち上げて活動しています。

70以上の国と地域で援助活動を実施し、日本からも100人のスタッフが、のべ124回、34の国と地域に派遣。(2019年時点)

国境なき医師団が赴く地域は、モザンビークやシリアなどの紛争地や紛争後の復興がままならないイラク、情勢不安により難民が発生しているベネズエラやコロンビアなど。

インフラが整備されていないベネズエラのある集落では、特に子どもの健康被害が深刻な状況にあり、多くの子どもたちが腸や呼吸器、皮膚などに重度の感染を患っていました。

現地の医療機関をサポートすべく国境なき医師団が活動を進めると、主だった病気の原因が不衛生な水であると判明。

水をきれいにし貯水もできるバケツ型のろ過フィルターを製作し各家庭に配布するなど、水と衛生の問題を改善した結果、患者数を大幅に減少させることに成功しました。

国境なき医師団への支援はこちら

赤十字社

赤十字社は、災害や紛争、病気などに苦しむ人々を救うために緊急時の救援や復興支援、予防活動を行っています。

さらに、長期的な視野に立った開発協力も行い、例えばアフガニスタンでは地域保健の強化に尽力

人口の85%が医療施設まで3~4時間かかる場所に暮らすなど、アフガニスタンの医療体制は脆弱でした。

そこで赤十字社はアフガニスタン国内の34地域に支部を置き、辺境地域に保健医療サービスを提供。支部に医薬品を備蓄し巡回診療を実施しています。

また、アフガニスタン保健省と協力して医療従事者の育成にも取り組んでいます。

赤十字社への支援はこちら

ユニセフ

ユニセフは、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先にさまざまな活動を行っています。

ユニセフのなかで最も成果をあげてきた活動は予防接種事業

なかでも予防接種事業はユニセフの活動のなかで最も成果をあげてきた活動のひとつ。

例えば、マリ保健省やWHOと連携し、ポリオ、はしか、破傷風から命を守るワクチンを、マリの子どもたちと女性に届けています。(マリ:金鉱山で暮らす親子 命を守る予防接種は、最良の贈り物

マリでは貧困から抜け出すため金鉱山で働きながら暮らす人が多い。

しかし、鉱山に移り住む家族の子どもたちは学校を退学せざるえないことが多く、基本的な医療サービスを受けられなくなっていました。

そのため、地域の経済は金鉱山に依存する一方、子どもの予防接種率はマリ国内でも最低レベルに。

そこでユニセフが、遠く離れた地域で暮らしている脆弱な子どもたちに予防接種を届ける活動を行ったのでした。

ユニセフへの支援はこちら

SDGs目標3で私たち個人ができること②私たち自身の健康を保つ

自身の健康を自分で保つ努力をすることも、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成のために私たちができることです。

自分の健康を守ればほんとうに必要な人たちに医療資源をまわせるから。

次に挙げることは、既にやっている人も多いのではないでしょうか。そういう人は、ぜひそのまま続けてください。

そうでない人は、これを機に、ぜひとも取り組んでみましょう。

有酸素運動のすすめ

例えば、健康づくりのための運動は、筋力や柔軟性のアップにより身体機能を高められ、有酸素運動によって心肺機能の向上を図ることが可能。

生活習慣病の予防にもなります。

有酸素運動の例

  • 早歩きのウォーキング
  • ラジオ体操
  • 自転車をこぐ
  • ジョギング
  • エアロビクス
  • ダンス
  • テニスなどの球技

自転車をこいだり、早歩きのウォーキングやラジオ体操でも有酸素運動になります。

エネルギー消費が大きい割に、血圧が上がりにくく怪我や事故のリスクも低く、比較的安全に実施できるのが有酸素運動の良いところ。

運動を始めても長続きしないという人は、記録を付けたりして見える化するのがお薦め。

例えば、私は休日にジョギングしていますが、下図のように毎回の走った距離を記録しています。

記録を付けていると、怠けたくなっても記録が途切れるのが悔しくて怠けなくなります。過去の記録を振り返り、頑張った自分を褒めることで、継続への意欲も湧いてきます。

さらに自分の場合は、仮想的に東海道五十三次を日本橋(東京)から京へと走っていることにするなど遊び心も加えています。

ジョギングした距離を測定するには、スマートウォッチが便利ですね。自分はAmazfitのGTSシリーズを愛用。走った距離はもちろん、1Kmごとのラップタイムや心拍数の変化、走ったコースなどが記録されます。

記録したデータは、ブルートゥースでスマホに送信し、スマホにインストールしたAmazfitアプリで見られます。

iPhoneと相性が良いスマートウォッチはあまりないですが、AmazfitとiPhoneは相性いいというのがこのスマートウォッチを選んだ大きな理由ですね。

飲酒・喫煙習慣の見直し

喫煙は糖尿病や高脂血症といった生活習慣病と関りが深いです。

たばこを吸うとは交感神経を刺激して血糖を上昇させるだけでなく、体内のインスリンの働きを妨げる作用があります。そのため糖尿病にかかりやすくなります。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

また、適量の酒は体によいといわれますが、過度の飲酒は逆に循環器系の病気を招きます。

厚生労働省によって提言された「健康日本21」では「節度ある適度な飲酒量」は1日平均純アルコールで約20g程度の飲酒(健康日本21におけるアルコール対策)。

ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合程度が理想的です。

タバコはやめて、飲酒は適量に抑えるべき。

病気から自分を守るスキルや知識を身に付ける

病気から身を守るスキルや知識を身に付けることは、健康を維持する上で大切です。

特に、感染症対策は、自分が病気になることを防ぐだけでなく他の人へうつすことの防止にもなります。

例えば、新型コロナウイルスの感染予防については、厚生労働省 国民の皆さまへ (新型コロナウイルス感染症)に詳しい情報がまとまっています。

積極的に正しい知識を取りに行って、適切に行動しましょう。

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の内容と目標設定の理由-私たち個人ができることの背景を理解するために

ここではSDGs目標3の内容とこの目標がSDGsに設定された理由について解説。

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の具体的な内容

SDGs目標3の内容

SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」は、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進することを目指しています。

主な狙いは次の3つ。

  • 妊産婦・新生児・5歳未満児の死亡率を低下させる
  • エイズや結核、マラリアなどの伝染病や感染症の対策を強化する
  • 非感染症疾患による死亡率を減少させる

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」が設定された理由

重要な理由

目標3「すべての人に健康と福祉を」がSDGsに設定された理由のひとつは、世界には途上国を中心に医療体制の不十分な国が数多く存在するからです。

例えば、近年の妊産婦の死亡率(妊産婦10万人中の死亡数)は世界平均で約200、日本は約3。

それに対しアフリカ諸国は500程度。(出典:Wikipedia 妊産婦死亡率

なかでも妊産婦死亡の66%(19万6000人)はサハラ以南のアフリカ諸国、20%(5万8000人) が南アジアの国々で起きています。(出典:Trends in Maternal Mortality: 2000 to 2017 Executive Summary

また、三大感染症と言われるエイズ、結核、マラリアは、それぞれが世界で年間数十万~200万人の命を奪っています。

特に、途上国においては、それら感染症が経済発展の大きな阻害要因。(出典:UNAIDS「ファクトシート 2019」世界結核報告書2019世界マラリア報告書2020

一方、日本は医療制度がとても充実しており、男女ともに平均寿命は世界トップクラス。

とは言え、独自の課題を抱えています。

少子高齢化の進行により、病院にかかる人が増え医療費を負担する働き世代が減るなど、日本の医療保険制度は圧迫されています。

みんなが健康寿命の増進に努めることが重要ですね。

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」で私たち個人ができることのまとめ

  • 途上国の医療を支援している団体に募金すれば、間接的に私たちが個人でSDGs目標3に貢献することになる。
  • 自分たち自身の健康を保つ努力をすることも、SDGs目標3の達成につながる大切なこと。
  • SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」は、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進すること。
  • 目標3がSDGsに設定された理由は、途上国を中心に医療体制の不十分な国が数多く存在するから。

なお、医療支援団体への募金や自身の健康を保つ以外に個人でできるSDGsについて知りたいなら、個人でできることの具体例を徹底解説 がお薦め。

こちらも、ぜひご一読ください。

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