オクトパスエナジーって、名前は聞いたことあるけど、なんだか怪しい…そう思ってあなたは検索したのではないでしょうか?
電力会社として見慣れた名前ではないので、不安になるのは当然です。
この記事では、オクトパスエナジーがなぜ『怪しい』と思われてしまうのか、次のような疑問に答えながら誤解を解いていきます。
読み終わる頃には、きっとオクトパスエナジーに対するイメージが変わるはずです。
あまり聞かない名前の会社だけど怪しくない?

オクトパスエナジー(TGオクトパスエナジー)は、日本ではまだ新しい名前かもしれません。
しかし、実は世界的に評価されている革新的なエネルギー企業と、日本の信頼ある大手企業がタッグを組んだ、将来性と安心感を兼ね備えた会社です。
なぜなら、次の2社による合弁会社であり、その両社の強固な経営基盤と、明確な長期ビジョンに裏打ちされた日本市場への強いコミットメントがあるから。
そして、2社のうちのひとつは、グローバルで急成長し環境貢献でも高い評価を得ている英国オクトパスエナジー社。
もうひとつは、日本のエネルギー業界を130年以上リードしてきた東京ガス。
オクトパスエナジーって、どんな会社?
日本でサービスを展開している「オクトパスエナジー」は、英国のオクトパスエナジー社と日本の東京ガスが共同で設立した合弁会社「TGオクトパスエナジー」のこと。
英国オクトパスエナジー社とは?
設立は2016年。イギリスで生まれた、比較的新しいエネルギー企業ですが、その成長スピードと影響力は驚異的です。
設立から10年足らずで、なんと80以上もの賞を受賞!
英国の技術革新を評価する「National Technology Awards」や、国際的なビジネスアワード「International Business Awards」など、その革新性は世界的に認められています。
特に注目すべきは、英国の権威ある消費者団体「Which?」から、過去4年連続で「推奨企業」として唯一選出されたエネルギー企業であること。
これは、顧客サービス、価格、そして環境への取り組みが高く評価されている証拠です。
さらに、英国オクトパスエナジーは、単なる電力会社ではありません。
再生可能エネルギーの普及を本気で推進しています。次に挙げる事実がその本気度を物語っています。
- 約150万世帯分の電力を供給できる規模の再生可能エネルギー発電事業を管理(資産規模は30億英ポンド超!)
- 独自開発のAIプラットフォーム「クラーケン」は、エネルギーの効率化だけでなく再生可能エネルギーの導入拡大にも貢献
- 温室効果ガス削減や脱炭素化に向けた技術開発、特に熱エネルギー分野でのR&Dセンターへの投資など、環境負荷低減への具体的なアクションが積極的
このような革新性と環境への貢献が評価され、現在、日本を含む26カ国で事業を展開。世界中で900万人を超える顧客に支持されています(2024年5月時点)。
東京ガスとは?
言わずと知れた、日本の大手エネルギー企業ですね。
- 創業1885年(明治18年): 日本の近代化とともに歩み、都市ガス事業のパイオニアとして、日本のエネルギーインフラを構築
- 世界最大級の都市ガス事業者: なんと、都市ガス事業者としては世界最大、日本最大手。関東地方1都6県を中心に、広範囲な顧客基盤を有しています
- 東証プライム上場: 東京証券取引所プライム市場に上場しており、経営基盤も非常に安定
以上のようにTGオクトパスエナジーは、グローバルな成長企業と日本の老舗企業が、それぞれの強みを持ち寄って設立した、非常にユニークで将来性のある会社です。
倒産したり、すぐに撤退したりしない?
「新しい会社だと、経営が不安定で、すぐに倒産したり、日本から撤退したりしないか心配…」
その気持ちも、よく分かります。しかし、TGオクトパスエナジーに関しては、その心配は少ないと言えるでしょう。
両社の強固な経営基盤
上述の通り、英国オクトパスエナジー社は世界的に急成長しており、多くの投資家からも注目されています。
そして、東京ガスは日本を代表する安定企業。
この両社がバックについていることは、TGオクトパスエナジーの経営安定性を強く示唆しています。
日本市場への本気度 – 長期的なビジョンが示す覚悟
わざわざ東京ガスと合弁会社を設立したこと自体が、日本市場への強いコミットメントを示しています。
加えて、TGオクトパスエナジーは日本の未来を見据えた明確なビジョンを持っています。
例えば、同社の戦略企画マネジャーは、日本の採用プラットフォーム「Wantedly」の記事ににて次のように非常に意欲的で長期的な社会変革に関するビジョンを語っています。
家庭を中心に太陽光パネルや蓄電池などを設置し、自分の家で発電しつつ、足りない時だけオクトパスからの電力供給もセットにして100%グリーンな電気で生活できる世の中にしたい
このように日本の求職者に向けて、日本のエネルギーの未来を変革していくという壮大なビジョンを明確に語ること。
それは単なる短期的な利益追求ではなく、腰を据えて日本で事業を展開していくという強い覚悟の表れと言えるのではないでしょうか。
特に、環境問題に関心が高く、サステナブルなライフスタイルを目指す私たちにとって、このような未来志向のビジョンを持ちオープンに発信していることは、非常に心強く、信頼できるポイントですね。
このように、オクトパスエナジー(TGオクトパスエナジー)は、世界基準の革新性と環境への貢献、そして日本の安心感を兼ね備えています。
さらに日本のエネルギーの未来を変えるという明確なビジョンを持った、信頼できるエネルギー企業。
「怪しい」どころか、むしろ、サステナブルな社会の実現に向けて、これからのエネルギーの未来を担う可能性を秘めた、注目すべき存在と言えるでしょう。
外資が入っているけど怪しくない?

オクトパスエナジー(TGオクトパスエナジー)は外資も入った合弁企業だけど、安心して利用できます。
なぜなら、オクトパスエナジーは日本の文化や商習慣を理解し、日本語でのサポートを充実させ、日本の大手エネルギー企業である東京ガスと強力なパートナーシップを組んでいるから。
日本の習慣を理解している
オクトパスエナジーは、日本の電力システムや商習慣を深く理解しています。
例えば、電気代の請求方法は私たちになじみあるものであり、マイページや契約手続きもわかりやすいいです。
請求方法
料金の支払いは、日本の多くの電力会社と同様に口座振替やクレジットカード払いが選択可能。
手数料が掛かりますがコンビニ決済も選べます。

海外のサービスにありがちな、複雑な手続きや特殊な請求方法はありません。
しかも支払い方法は、あとで解説する「マイページ」でいつでも変更可能。
マイページ
電気料金は、利用者ごとに作られるマイページ(ウェブページ)でいつでも確認できます。

シンプルなメニュー配置で、もちろん日本語表記。
また、下図は電気使用量の画面です。

グラフで表示されるので、いつ、どれだけ電気を使ったのかが一目で分かります。
過去の使用量との比較も簡単なので、節電のモチベーションもアップしますね!
契約手続き
支払い方法の変更や引っ越し手続きなど、各種手続きもオンラインで完結。
シンプルで分かりやすいように設計されています。
サポート体制も万全!日本語でOK
オクトパスエナジーは、日本語でのサポートを非常に重視しています。
具体的には、多様な問合せ方法に対応していて、日本人スタッフが丁寧に対応し、FAQも充実しています。
問い合わせ方法
問い合わせ方法は、電話やメール、SNSが可能です。
問い合わせ方法 | 対応状況 |
---|---|
メール | 一番スムーズでおすすめ |
電話 | 受付時間(祝日、年末年始を除く) 月曜~木曜 9:00~17:00 金曜 9:00~16:00 |
SNS | LINE / X / Instagram(公式アカウント) |
なお、公式ページには「メールでのお問い合わせが、一番スムーズでおすすめ」とあります。
実は、私自身は利用者。これまでに8回問合せています。全てメールで。
それら8回の問い合わせについて、質問から回答までの日数をまとめると下表のようになります。
所要日数 | 回数 |
---|---|
0日(当日) | 1 |
1日(翌日) | 4 |
2日(翌々日) | 3 |
半数以上が翌日以内に回答をもらえており、とてもスムーズな対応をしていただいています。
日本語対応OK
カスタマーサポートは、基本的に日本人スタッフが対応していると思われます。
問い合わせに対する回答メールや諸連絡として受けるメールは、どれもわかりやすくて丁寧な日本語で書かれています。
例えば以下のようなメール。

このように問合せは日本語で全く問題なしです。
なお、カスタマーサポートに対する私の実感は オクトパスエナジー評判:サポートメール公開! にて詳しく紹介しています。気になる人は、参照してください。
FAQの掲載が充実
また、オクトパスエナジーのウェブサイトには、よくある質問(FAQ)も充実しており、疑問や不安を自己解決できる場合も多いです。

例えば、私は毎月改定される燃料費調整単価(あるいは燃料費調整額)を結構気にかけるタイプ。
ですが、最初はウェブサイトのどこに掲載されているのか見つけられませんでした。
そこでFAQを確認すると、その掲載場所がちゃんと案内されていました。
しかも、「料金・プラン」「お支払い・請求」などカテゴリー別に整理されているので、知りたい情報を容易に発見可能。

実際に、「料金・プラン」からたどると、燃料費調整額が掲載されているページへのリンクがきちんと案内されています。
このように、FAQが充実しているおかげで、ちょっとした疑問なら、わざわざカスタマーサポートに問い合わせなくても、自分で解決できることが多い。
もちろん、FAQを見ても解決しない場合や、より詳しい説明が必要な場合は、電話やメール、SNSで気軽に問い合わせられるので、ご安心ください。
東京ガスとの強力タッグで、信頼感アップ!
オクトパスエナジーって、どんな会社? で紹介したように、歴史と実績ある東京ガスと、革新的な英国オクトパスエナジー社が手を組んでいます。
この強力なパートナーシップにより、オクトパスエナジーは以下のようなメリットを私たちに提供しています。
- 安定供給: 東京ガスグループの安定した電力調達網を活用し、電力供給の安定性を確保
- 料金: 東京ガスグループのスケールメリットと、「クラーケン」による効率化を活かし、競争力のある料金プランを実現
- サービス開発: 両社のノウハウを組み合わせ、顧客ニーズに合った新しいサービスを開発・提供
「再エネ実質100%」は怪しくない?

でも、「再エネ実質100%」ってよく聞くけど、「実質」って何?
「それって、ちょっとごまかしてる感じがする…グリーンウォッシュじゃないの?」
環境問題に関心が高いあなたなら、「実質」という言葉が気になるのは当然です。その疑問、よく分かります。
でも、この「実質」には理由あり。日本の電力システムの現実と、環境価値を届けるための透明性の高い仕組みが関係しています。
「実質」が付いても怪しくない
まず、大前提を知っておきましょう。
発電所で作られた電気は、送電線という大きなプールに集められます。
そこから各家庭に届けられます。
だから、あなたの家に来る電気が太陽光由来か、火力由来かを物理的な区別は不可能。
そこで生まれたのが「環境価値」を証明する仕組みです。
再生可能エネルギーで作られた電気には「CO2を出さない」という特別な価値があります。この価値を形にしたものが「非化石証書」です。
電力会社は、顧客が使った電気の量に合わせて、この「非化石証書」を買います。
これにより、使った電気は「実質的に」再エネ由来とみなされます。
これが「再エネ実質100%」の仕組み。
これはオクトパスエナジー独自の方法ではありません。
日本の多くの電力会社が採用する、国が認めた標準的な方法です。
「非化石証書」は怪しくない
そうは言っても
「証書を買うだけで本当に環境貢献になるの?」
「その証書自体、信頼できる?」
そう思いますよね。
安心してください。「非化石証書」は信頼できる制度です。経済産業省(資源エネルギー庁)が管理・発行しています。
しかも、オクトパスエナジーが使うのは「非化石証書」の中でも『再エネ指定あり』のもの。
これは、太陽光や風力など、再エネ由来の価値であることを国が指定した、より信頼できる証書です。
ちなみに、私たちが「再エネ実質100%」を選ぶと、「再エネ指定あり」証書の需要が増えます。
需要が増えれば価値が上がり、再エネ発電所への投資を促します。
つまり、証書を買うことが、再エネ普及の後押しになるのです。
このように、どんな証書を使い、どうやって「再エネ実質100%」を実現しているか、オクトパスエナジーは分かりやすく情報を開示。
企業としての透明性の高さを示しており、信頼できるポイントですね。
オクトパスエナジーは本当にグリーンなの?
「仕組みは分かった。でも、企業として本当に環境のことを考えてる?」
これも大切な視点。
もちろんオクトパスエナジーは、証書購入だけとどまらず環境に対し真摯に向き合っています。
英国本社での実績
親会社の英国オクトパスエナジー社は、英国有数の再エネ発電事業者。
再エネ普及のための技術開発にも積極的です。
この環境への強い思いは、グループ全体に受け継がれています。
日本でのビジョン
日本市場での本気度 でも触れたように、日本においても『100%グリーンな電気で生活できる世の中』を目指すという長期的なビジョンを掲げており、単なる証書購入に留まらない環境への意識の高さがうかがえます。
情報開示への積極的な姿勢
電源構成を具体的に開示していることからも、顧客への誠実な姿勢がうかがえます。
これらのことから、オクトパスエナジーは非化石証書を活用しつつ、さらに先を見据えています。
企業活動全体で再エネ普及と脱炭素社会に貢献。
これは「グリーンウォッシュ」ではなく、環境に対する真摯な取り組みと言えるでしょう。
以上のように、オクトパスエナジーは「非化石証書(再エネ指定あり)」という透明性のある国の制度に基づき「再エネ実質100%」を実現しています。
さらには、電源構成も具体的にホームページで公開しています。


まとめ:オクトパスエナジーは「怪しい」どころか信頼できる選択肢!
本記事では、「オクトパスエナジーって怪しい?」という疑問にお答えしてきました。
3つのポイントで、その誤解が解けたのではないでしょうか。
- 「会社、大丈夫?」→ 実はすごい背景!
- 世界で急成長し、環境貢献でも高い評価を得る英国オクトパスエナジー社。
- 130年以上の歴史を持つ、日本の大手エネルギー企業・東京ガス。
- この強力な2社がタッグを組んだ合弁会社が「TGオクトパスエナジー」です。
- 確かな経営基盤と、日本のエネルギーの未来を見据えた明確なビジョンがあり、信頼性は抜群です。
- 「外資系で使いにくいんじゃ?」→ 日本向けで安心!
- 料金の支払い方法や、見やすいマイページ、オンラインでの手続きなど、日本の私たちにとって分かりやすく、使いやすいように設計されています。
- 困ったときのカスタマーサポートも、電話・メール・SNSで、丁寧な日本語で対応してくれるので安心です。
- 「”再エネ実質100%”はごまかし?」→ 透明で真摯な取り組み!
- 国の信頼できる制度「非化石証書(再エネ指定あり)」を活用した、透明性の高い方法です。
- 電源構成も具体的にウェブサイトで公開。決して「グリーンウォッシュ」ではなく、企業全体で環境問題に真剣に向き合っている姿勢がうかがえます。
「怪しい」という最初の不安は、もうなくなりましたか?
オクトパスエナジーは、むしろ革新的で信頼でき、環境にも配慮した、賢い選択肢の一つと言えるでしょう。
ぜひ安心して、あなたの電力会社選びの候補に加えてみてください。
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