最近、何かと目にするSDGsという言葉。
それなりに意識してエコバックを持ち歩き、レジ袋をもらわないようにしている人が多いようです。
それは良しとして、他にどんなことが私たち個人にできるのかわからないですよね。
ところが、意外とあなたの身近にSDGsのために個人でできることがあります。
だとすると、それを知りたくないですか?
そこで本記事では、SDGsのために個人でできる、ちょっとイイことの具体例を徹底解説。
個人でSDGsに貢献できることを実践しやすい順に紹介しますので、自分にできることがないか探してみてください。
実践して、あなたの身近な人にそれを話してみれば、ちょっと尊敬されるかも。
最初は身近な日常生活でできる取り組み。
次に、ちょっといつもと違うものを試せばできる取り組み。
さらに、新しいことを始めることでできる取り組み。
最後は、お金の使い方や家計を見直す機会にできる取り組み。
以上をひとつずつ詳しく解説します。
このうち「電気の使い方を見直す」は家計のお得にもなるのでお勧め。
関心のある項目だけでもいいので、ぜひ読んでみてください。
本題の前に、まずは国連から発表されている「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」を紹介します。
個人でできるSDGs:ナマケモノにもできるアクション・ガイド
国連からは、ナマケモノも含めて私たち誰もが簡単に取り入れられる行動が紹介されています。
それが「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」。
最も簡単なレベル1から順に、ここではその内容をかいつまんで紹介します。
レベル1:ソファに寝たままできること
- 使っていない電気機器の電源を切って、電気を節約する
- 紙の印刷を控える
- SDGsについての良い記事があったらシェアする
- 持続可能で環境にやさしい取り組みをしている企業の製品を買う
- ネット上のいじめを見つけたら、止めるように警告する
レベル2:家にいてもできること
- ドライヤーや乾燥機を使わずに、髪の毛や衣服を自然乾燥させる
- 入浴ではなく短時間のシャワーを利用する
- 肉の生産には植物よりも多くの資源が使われているので肉食を控える
- 食べきれない食材は冷凍保存して、あとから食べる
- 生ごみは堆肥化する
- 紙やプラスチック、ガラス、アルミをリサイクルする
- できるだけ簡易包装の品物を買う
- 窓やドアの隙間をふさいでエネルギー効率を高める
- エアコンの設定温度を控えめにする
- 古い電気機器を使っていたら、省エネ型の機種や電球に取り替える
- ソーラーパネルを家に取り付ける
- 食洗器を使う場合には予備洗浄しない
レベル3:家の外でできること
- 地元で買い物をする
- 訳あり品を買う
- サステナブルなものを選んで買う
- 詰め替え可能なボトルやコーヒーカップを買う
- マイバックを持参する
- ナプキンを取り過ぎない
- ビンテージものを買う
- 使わないものを寄付する
個人でできるSDGs:身近な日常生活で取り組んでみよう
上記で紹介した「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」は必ずしも日本の生活様式を考えて作成されているわけではありません。
なので、内容的に「?」となるものもありますよね。あまり具体的でないものもあったり。
そこで、ここからは日本人に合っていて個人でできるものを、取り組みやすいものから順に具体的に解説。
まずは最も取り組みやすい、身近な日常生活で実践できる取り組みを紹介します。
電気の使い方を見直す
誰もが日常生活であたりまえのように電気を使っていますね。
この電気の使い方を見直すことでSDGsに貢献できます。
具体的には次の2つ。
- 家庭にて節電する
- 家庭の電気をクリーンエネルギー由来に替える
詳細は以下の記事にて解説していますので、ここでは簡単に説明します。
SDGs目標7を自宅から支援!個人が実践できる具体的取り組み事例
家庭で節電する
日常生活におけるSDGsの取り組みとして家庭の節電は有効。
SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」や目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献できます。
節電を実践することで温室効果ガス(二酸化炭素: CO2 )の排出を抑制することができるからです。
例えば、1kWhの電力を節約することで温室効果ガス約441gの排出削減(2022年度現在)になります。
その節電対象としての筆頭はエアコン。
家庭のなかで電力使用量の多い電化製品だからです。
具体的には、窓ガラスを通して外の暑さ/寒さが部屋の中に入ってくるのを防ぎ、エアコンの設定温度を控えめにして節電。
また、もし古い電化製品を使っているなら、いっそのこと最新のものに買い替えた方が節電になる場合もあります。
家庭の電気をクリーンエネルギー由来に替える
家庭の電気を替えてSDGs貢献する方法もあります。
電気にも種類があるからです。
環境に優しいクリーンな電気と、そうではない電気。
下のグラフは、日本の各電源(電気をつくる方法)についてそれぞれのライフサイクルCO2排出量を比較したもの。
ライフサイクルCO2排出量は、発電時だけではなく、発電所の建設や廃棄などに際して発生するCO2排出量も算出したもの。
石炭や石油を使った火力発電より、太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気の方が、圧倒的にCO2排出量が少なく環境に優しいですね。
家庭の電気を環境に優しい電気に替えてCO2排出量を減らす。
あとは普通に暮らすだけでSDGsの目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に貢献可能。
では、いま使っている電気からどのようにして環境に優しい電気に替えることができるのか?
替える方法はふたつ。
家庭の電気を替える方法
- 電気の契約を新電力に替える
- 太陽光発電を導入して自家発電する
それぞれの詳細はSDGs7で私たちにできること にて解説しています。
ガソリン車の使用を控える
ガソリン車の使用を控えて、例えば通勤手段を車から徒歩に切り替えることもSDGsへの取り組みになります。
温室効果ガス(CO2)の排出量を減らすことができ、目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献するから。
具体的には、燃費10㎞/Lのガソリン車を使って5㎞移動していたのを徒歩移動にすると、1.16㎏の 温室効果ガス削減。(ガソリン1Lからは2.32㎏の CO2 が排出: 燃料別の二酸化炭素排出量の例 )
(注)下記グラフの自家用乗用車の値はエコカーも含んだ平均なので、グラフの値はこの計算で使えない
鉄道やバスを使った移動も温室効果ガス排出量が少なく、車に比べておよそ1/7や1/2です。
10㎞を移動するとき、車移動から鉄道に切り替えると1.2㎏、バスでも0.8㎏の温室効果ガスを削減可能。
飲酒や喫煙習慣を見直す
私たち個人が自身の健康を保つことはSDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」 のためになります。
自分の健康を守ればほんとうに必要な人たちに医療資源をまわせるから。
特に、飲酒や喫煙習慣の見直しは有効。
喫煙は糖尿病や高脂血症といった生活習慣病と関りが深く、お酒も適量の酒は体によいといわれますが過度の飲酒は逆に循環器系の病気を招くからです。
SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」を個人でできるその他のことについては、下記の詳細記事を参照ください。
>>詳細記事:これをやろう!SDGs「3すべての人に健康と福祉を」でできること
家庭の食品ロスを減らす
家庭での食品ロスを減らすことはSDGsに貢献できます。
食品ロスとは、まだ食べられるのに(あるいは、食べられるはずだったのに)捨てられてしまう食品のこと。例えば、冷蔵庫に放置してしまい腐らせてしまった野菜や、作り過ぎて食べきれなかった料理など。
日本は食糧の多くを輸入に頼っているにも関わらず食品ロスが多い。
例えば、環境省の報告によると、日本の家庭で発生する食品ロスの量は年間247万トン。
出典:環境省 食品ロスをポータルサイト
それ相応のお金を捨てていることにもなり、経済的にもモッタイナイですね。
家庭でできる食品ロスを減らす工夫には、次のようなものがあります。
- 無理なまとめ買いをしない、買い物前に冷蔵庫内をチェックするなど買い過ぎの防止
- 使いきれない缶詰などの保存食はフードドライブに持ち込む
- 賢い保存方法を知る
- 食材使い切りレシピを実践する
これらを実践することでSDGs目標2「飢餓をゼロに」に貢献可能。
「フードドライブとは?」「 賢い保存方法や使い切りレシピを知りたい!」という方は次の関連記事をご一読ください。
>>関連記事:SDGsにも貢献!食品ロス削減のために個人ができる取り組み
個人でできるSDGs:ちょっと違うものを試してみよう
次は少しハードルを上げて、ちょっと意識していつもと違うものを選べばSDGsに貢献できる、そんな具体例を紹介します。
フェアトレード品を買う
フェアトレード品とは、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す仕組みの下に作られた製品。
このフェアトレード品を選んで買うことが途上国労働者の賃金向上や健康改善につながり、SDGs目標1「貧困をなくそう」や目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献します。
フェアトレードの仕組みは、途上国の子供たちに教育を受ける機会を授けるきっかけや生産する土地の環境保全にも役立ちます。
ですので、目標4「質の高い教育をみんなに」や目標15「陸の豊かさも守ろう」にも貢献。
フェアトレード品を買うことは、SDGsにとても影響の大きい行為だと言えます。
では、フェアトレード品はどこで買えるのか?
特別なところで売ってそうですが、実は近所のスーパーやコンビニでも売っているものがありまし、ネットでも買えます。
詳しくは以下の記事にて解説しています。ぜひ参照ください。
認証品を購入する
フェアトレード品と似ていますが、世の中には各種の認証を取得した商品があります。
例えば、次のような資源保護に配慮した認証制度の商品。
- MSC認証(通称、海のエコラベル)
- ASC認証(養殖認証制度)
- 森林認証制度(FSC認証
MSC認証(通称、海のエコラベル)は、水産資源と環境に配慮し適切に管理され持続可能な漁業で獲られた天然水産物であることの証。
ASC認証(養殖認証制度)は、養殖版の海のエコラベルと言えるもので、環境と社会への影響を最小限にして育てられた養殖水産物の証です。
これら商品を選んで買うことは、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」の目標実現に直結。
大手小売企業のイオングループがMSC認証とASC認証の水産物を取り扱っていますね。
森林認証制度(FSC認証)は、責任ある森林管理から生産された木材やその製品を認証する制度です。
こちらはSDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」に対応。
先日、マクドナルドでマックフルーリーを食べた後、何気なく容器を眺めたらFSCマークがありました。
マクドナルドは森林保存対策に力を入れているようです。
我が家はサントリーの2L入り烏龍茶をボックスで買うのですが、ここにも認証マークがありました。
サントリーグループも段ボールにFSC認証の素材を採用しているとのこと。
こういった認証品を選んで買うことが個人でできるSDGs貢献になります。
環境に優しい商品を買う
認証品ではなくても環境に優しい商品は売られています。
例えば、リサイクル素材から作られたもの。
アパレルは環境に大きな負荷を与えている産業のひとつですが、その負荷を軽減しようと努力している企業やブランドから、再生ポリエステル繊維などの再生素材で作った服が最近、商品化されています。
そのような再生素材で作られた服を選んで購入することは、例えばSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」の達成につながります。
サステナブルな活動をしている企業の製品を選んで買う
フェアトレード品や認証品を作っていないけれど、サステナブルな活動に力を入れている企業があります。
いつも買っている製品をそのような企業のものにすることで、その活動を後押しし個人でSDGsに貢献できます。
例えば、次の企業はSDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」に繋がる活動をしています。
企業 | 取り組み |
---|---|
TOTO | TOTO水環境基金 |
LIXIL | MAKE A SPLASH |
ネピア | 千のトイレプロジェクト |
これら企業の活動詳細は次の記事にまとめています。
>>参考記事:SDGs:6安全な水とトイレを世界中に -支援団体を応援する –
フードシェアリングサービスを利用する
フードシェアリングサービスをご存知ですか? 時々、テレビなどにも取り上げられるようになりました。
訳あり品などをお得に買い物しながら世の中の食品ロスを減らし、個人でSDGs目標2「飢餓をゼロに」 に貢献することができるサービス。
食品ロスとなりそうな商品と生活者をマッチングする、例えば次のようなサービスが展開されています。
tabeloop | TABETE | |
---|---|---|
商品の 特徴 | ご当地商品が多い、 まとめ売りが多い、 野菜や果物、海産物などの 食材がある | お店で売り切るのが 難しくなったパンや総菜、 予約キャンセルになった 料理など |
買い方 | tabeloopのHP上で購入 | スマホアプリから購入 |
受け取り | 宅配 | 店頭受け取り |
これを機会にちょっと試してみませんか?
外食時にTABLE FOR TWOを利用する
外食先でもSDGsに貢献する方法があります。
例えばTABLE FOR TWOの利用。
TABLE FOR TWOとは、先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うことをコンセプトに作られたサービスやプログラム。
これを利用することによって個人でSDGs目標2「飢餓をゼロに」に貢献できます。
プログラムに参加している「Café&Meal MUJI」などのレストランや社員食堂で、1食につき20円の寄付金がTFT( TABLE FOR TWO )を通じて開発途上国の子どもたち向けに寄付されます。
20円というのは、開発途上国での給食1食分の金額。
プログラム参加しているレストランや社員食堂は、こちら。
利用できるところがあれば試してみましょう。
個人でできるSDGs:新しいことを始める
何か新しいことを始めるのは、ちょっとハードルが高いですよね。
でも、いつまでも同じところに留まっているのはつまらない。いつかは突破したいところ。
次に挙げる「個人でできるSDGs」の具体例に少しでも興味の湧くものがあれば、少しでも前に進めてみませんか。
有酸素運動を取り入れる
私たち個人が自身の健康を保つことはSDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」 のためにもなります。
特に有酸素運動は心肺機能の向上を測ったり、筋力や柔軟性のアップにより身体機能を高めたりできます。
そして生活習慣病の予防にも。
有酸素運動の例
- 早歩きのウォーキング
- ラジオ体操
- 自転車をこぐ
- ジョギング
- エアロビクス
- ダンス
- テニスなどの球技
自転車をこぐことや、早歩きのウォーキングやラジオ体操でも有酸素運動になります。
エネルギー消費が大きい割に、血圧が上がりにくく怪我や事故のリスクも低く、比較的安全に実施できるのが有酸素運動の良いところ。
運動する機会をあまり持てていない方は、まずはウォーキングから。
ふだん履きにも使えるウォーキングシューズを買うところから始めてもいいですね。
ボランティア活動に参加する
社会人だと時間的制約があり簡単ではないですが、ボランティアに参加してSDGsに貢献する方法もあります。
例えば学校に行けない子供たちを相手にした教育支援団体で働けば、目標4「質の高い教育をみんなに」 のために。
食べきれないで余っている食品をお店や家庭から集めて、食べ物に困っている施設や人に届けるフードバンクという活動があります。この活動にボランティア参加すれば、SDGs目標「1貧困をなくそう」に貢献することになります。
NPOや社会的企業からのボランティア募集案件を集めたactivoなら、活動場所など様々な条件で検索可能。
土日中心で参加できるものなど、平日に仕事を抱える社会人でも活動可能な案件が見つかります。
個人でできるSDGs:お金の使い方/家計の見直し
寄付をする
寄付は、頑張っている人や団体を応援するのにとても便利な方法です。
自分が直接的に携わって後押したり、支援できるスキルや能力を持っていたりしなくても応援できるから。
例えば、途上国へのマイクロファイナンスを実施している団体に寄付すれば、特別に金融の知識がない人でも、途上国の貧弱な金融サービスを補完して、遠く離れた異国の地の貧困者を支援可能。
そのようなマイクロファイナンスの実施団体にはLiving in Peaceなどがあります。
SDGs目標1「貧困をなくそう」に役立ちます。
医療従事者の派遣や医療物資の提供など、途上国で医療支援している団体に寄付すれば、医療知識のない人でもSDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献可能。
途上国で医療支援している団体の例は、次のようなところ。
団体 | ビジョン | 活動内容 |
---|---|---|
国境なき医師団 | 「医の倫理」と人道援助の名の下、 中立性と不偏性を遵守し苦境にある人々を援助 | 紛争地や被災地、感染症の流行地域に赴き、 医療診察と診療、病気予防、心理・社会面の支援を実施 |
赤十字社 | 人間の生命は尊重されなければならないし、 苦しんでいる者は敵味方の別なく救われなければならない | 緊急支援、復興支援、開発協力、国際人道法の普及 |
ユニセフ | すべての子どもの権利が実現される世界をめざして | 子供の保健や教育、衛生環境の整備や人権保護 |
質の高い教育を世の中に広く隅々まで普及させようとしている NPOやNGOなどもあります。
そのような団体に寄付すれば、教育者でなくともSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」に役立ちます。
例えば、e-Educationは「最高の教育を世界の果てまで」をミッションに掲げるNPO法人。
バングラデシュやフィリピン、ミャンマーなどで、映像授業をはじめとしたICTの力を駆使して都心部と農村部との教育格差を縮めようと活動しています。
日本国内にも教育格差の問題はあります。その格差是正を目指し、「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションに掲げるNPO法人Learning for All が活動。
これらNPO法人の活動内容や、途上国と日本国内における教育格差の問題については、下記の記事で で詳しく解説しています。
>>参考記事:SDGs4「質の高い教育をみんなに」で私たちにできること
話は変わりますが、下記の団体は日本では当たり前にある「飲み水」と「衛生的なトイレ」を途上国に供給しようと活動している団体。
これら団体に寄付することで、途上国の人々の衛生環境を向上させ、SDGs目標6「 安全な水とトイレを世界中に」に貢献できます。
このように寄付でさまざまな分野の団体を応援することができ、対応するSDGsに個人で貢献できます。
共感できる団体や目的があれば、寄付という応援方法を検討してみましょう。
投資をする
投資ならば、自分が共感する団体の活動を応援してSDGsに役立ちながら、利子や分配金、値上がり益などのリターンも期待できます。
例えばクラウドクレジットは世界中の様々な国で本当にお金を必要としている人と個人投資家とを結びつけるプラットフォーム。
海外のマイクロファイナンス機関へ融資を行う「東欧金融事業者支援ファンド」「ユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンド」などのファンドを運営しています。
これらのファンドに投資すれば、金融サービスが貧弱な国の人々を支援してSDGs目標1「貧困をなくそう」に役立ちます。
女性の起業家を支援するファンドに投資すれば、SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」にも貢献可能。
ただし、ファンドの運営がうまく行かないと、最悪は元本割れするリスクもあります。
クラウドクレジットで投資するメリットやデメリットなど、詳しくは下記記事を参照ください。
>>参考記事:クラウドクレジットはSDGsで良いことをしたい個人投資家におすすめ
クラウドファンディングを通じて自分の共感できる活動に投資するのもひとつの手です。
クラウドファンディング | 特徴 |
---|---|
Sony Bank Gate | ソニー銀行が運営 |
GoodMorning | CAMPFIREが運営 |
活動目的などから投資したいプロジェクトを探すことのできるクラウドファンディング・サイトには、上表で挙げたようなサイトがあります。
GoodMorningは有名なクラウドファンディングであるCAMPFIREが運営しており、社会問題の解決に特化したクラウドファンディング・サイト。
共感できるサービスや商品の開発プロジェクトがないか、ぜひアクセスしてみてください。
再生可能エネルギーや地球温暖化に関心があるなら、対象をぐっと絞って太陽光発電施設を所有しているインフラファンド(インフラ投資法人)に投資するという方法もアリ。
インフラファンドへ投資することでクリーンエネルギーの普及を後押しし、個人でSDGs目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」やSDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成にひと役買うことになります。
個人で投資できるインフラファンドは次の5つ。
- いちごグリーンインフラ投資法人
- カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
- 東京インフラ・エネルギー投資法人
- エネクス・インフラ投資法人
- ジャパンインフラファンド投資法人
ただし、投資に当たってはメリットやデメリットを十分に吟味してください。
SDGs:個人でできることの具体例を徹底解説のまとめ
- 家庭で節電に努めたり、歩行やバス・鉄道の利用によりガソリン車の使用を控えたり、ふだんの生活で気を付けるだけでもSDGsに貢献できる。
- いつも何気なく買っているものから、フェアトレード品や認証品などサステナブルな商品に切り替えることでSDGsに役立てる。
- 少しハードルは高いが、関心のある問題があれば共感できる団体にボランティア参加することで、より積極的にSDGsに貢献できる。
- お金の使い方や家計の見直しをきっかけに寄付や投資などを検討すると、様々なSDGs目標に貢献できる方法がある。
ちなみに、仕事で多くの時間を過ごす、職場でできることを知りたいなら、【SDGs】職場でできる取り組み3選 を参照ください。
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