オクトパスエナジーに偶然乗り換えた私が感じた評判や不満

*本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

オクトパスエナジーという電力会社が注目を集めていますね。

聞き慣れない会社名なのでどんな電力会社なのか知りたいところ。

怪しければ、たとえ電気代が安くなりそうでも乗り換え先候補からは外すべきですしね。

でも、この会社は、実は誰もが知っている日本の有名企業が50%出資していて、決して怪しくはありません。

だとすると、もう少し詳しく知って乗り換え先候補として検討したいですね。

ところで、経緯は本文中で詳しくお話ししますが、私は自宅電気の契約をオクトパスエナジーにたまたま乗り換えた経験をしました。

今は契約を別の電力会社に切り替えていますが、かつて1年半のあいだオクトパスエナジーと契約していました。

そこで本記事では、オクトパスエナジーを特にひいきにしていたわけではない私が、率直な感想を交えながらオクトパスエナジーについて次のことを解説。

オクトパスエナジーの利用者自身が書いた記事は他にあまりなく、貴重なものではないかと思います。

先に結論を伝えますと、以前はともかくとして現在のオクトパスエナジーに割高感はありません。なので、ふつうに電気を使うぶんには、おすすめです。

>>オクトパスエナジーの公式ページをチェックする

一方、もう少し詳しく知ってから判断したいという方は、以下の本文にて詳しく解説していますので、ぜひ最後までご一読ください。

偶然乗り換えたオクトパスエナジーに私が感じた不満や評判

実例

まずは、我が家の電気がオクトパスエナジーに乗り換わってしまった経緯を簡単にお話しします。

オクトパスエナジーの前は新電力のGREENa(グリーナ)と我が家は契約していました。

ところが、契約開始からおよそ半年後に電力小売り事業からグリーナが撤退

我が家の電気の契約をオクトパスエナジーが引き継いだというわけです。

私の事例が誰かの参考になるかもしれないと思いましたので、以下では契約の切り替えを中心にその経緯を詳しく記します。

グリーナからオクトパスエナジーへ

当初、私は東京電力から新電力のグリーナに自宅の電気を乗り換えていました。

GREENaからの電力供給を受け始めたのは2021年7月6日。

グリーナからの電力供給開始の連絡

ところが、2021年12月27日に何の前触れもなくGREENaから以下の内容のメール連絡が入りました。

  • 2022年2月1日をもって電力小売り事業をTGオクトパスエナジー株式会社に承継する
  • 契約は全てTGオクトパスエナジーに引き継がれる
  • 2月1日以降も同じ契約条件で電気供給される
グリーナから事業承継の連絡

正直なところ、このときまで「オクトパスエナジー」という社名を聞いたことがありませんでした。

オクトパスエナジー? 何の会社? 怪しくないか?

ともかく、契約は引き継がれ、こちら側でやることは何もないとのことだったので、そのまま待機。

その後、事業承継される日のおよそ1週間前(2022年1月下旬)に、グリーナとオクトパスエナジーの連名によるメールが入りました。

内容は、下記のような契約引き継ぎの詳細を伝えるもの。これがグリーナからの最後の連絡でした。

電気供給契約の引継ぎ連絡

このあと2月1日以降も表向きは何も変化なく電気は使えました。

正直なところ、グリーナから事業撤退のメールを受けたときはドキッとしました。

しかし、そのあとは特に支障なく日常が過ぎ、幸いにも私の身に起きたことは大きなトラブルに発展することはありませんでした。

そして、オクトパスエナジーも、なにも怪しくはありませんでした。

3つの不満:オクトパスエナジーに私が感じていたもの

契約の引継ぎはスムーズではありましたが、当時の私はオクトパスエナジーに3つの不満を感じていました。

私が感じていた3つの不満

  • 電源構成で再生可能エネルギーの割合が小さい
  • 燃料調整費単価が高かった
  • 自分の電気使用量を詳しく確認できない

再生可能エネルギーの割合が小さい

私はオクトパスエナジー社の電源構成で再生可能エネルギーの割合が小さいことに不満を感じていました。

具体的には、グラフの内側円が示すように水力を含めても再生可能エネルギーの割合は2%強

電源構成(料金プラン:グリーンオクトパス)2023年4月1日~2024年3月31日供給電力分計画値

一方、以前に我が家が契約していたグリーナの電源構成のうち再生可能エネルギーが占める割合は27%でした。

ただし、オクトパスエナジーのグリーンオクトパス料金プランでは、非化石証書の購入によって実質的には再生可能エネルギー100%を実現(上記グラフの外側円)。

非化石証書を購入しているよりも電源構成の再エネ比率を高めている電力会社を、私は応援したいと思っていました。なぜなら、再生可能エネルギーの普及に一役買うことで個人としてSDGsに貢献したいと思っていたので。

だから、当時の私はオクトパスエナジーには不満を感じていました。

しかし、昨今のエネルギー価格の先行き不透明さを考えると、電力会社がいま再エネ比率を高めるのは難しいかなと思います。

リスクの高い大きな投資が必要ですからね。

なので、非化石証書の購入での再エネ100%達成でも十分アリ。今はそう思います。

燃料費調整額が以前は高かった

上記のような世間の声があるように、燃料費調整額について私も不満でした。

当時のオクトパスエナジー社の燃料費調整単価が高かったから。

その後、燃料費調整単価を始め料金プランは見直されました。

その結果、現在は燃料費調整単価などすべての料金を含んだひと月の電気代は、下図のように電力使用量によらず、再エネ実質100%ではない東京電力とほぼ同等。

東京電力との電気代比較
東京電力とオクトパスエナジーのひと月の電気代の比較(40A)(2024年3月予定)

料金表など詳しくは オクトパスエナジーの料金解説 を参照ください。東京電力エリア以外の地域の料金も解説しています。

電気使用量を詳しく確認できない

自分の電気の使用量を詳しく確認できない点も不満に感じていました。

私は、電気の無駄遣いを減らすことで、電気の使用に伴う二酸化炭素排出量を抑えてSDGsに役立ちたいと考えています。

そのためには過去の電気使用量の推移などを詳しく確認する必要があるからです。

オクトパスエナジーでは、次のように「過去24時間」「過去7日間」「過去30日間」の3通りでしか使用量の推移を確認できません。

オクトパスエナジーで確認できる「過去24時間の電気使用量の推移」
過去24時間の使用データのグラフ
オクトパスエナジーで確認できる「過去7日間の電気使用量の推移」
過去7日間の使用データのグラフ
オクトパスエナジーで確認できる「過去30日間の電気使用量の推移」
過去30日間の使用データのグラフ

私の希望は、もっと過去にさかのぼったり長期間での推移を確認したりできること。

だから、私はオクトパスエナジーに不満を感じていました。

でも、それは人によっては気にならないかもしれませんね。

もしあなたがこのような点を気にしないなら、オクトパスエナジーは断然お薦めです。

\ かんたん手続き /

オクトパスエナジーについて

新電力オクトパスエナジー

次にオクトパスエナジー自体について解説します。

怪しくない、オクトパスエナジー

オクトパスエナジー(正式にはTGオクトパスエナジー株式会社)は次のような会社です。

  • 東京ガスが70%、英国のオクトパスエナジーが30%を出資する合弁会社
  • 2021年2月に設立

英国のオクトパスエナジー社は、デジタル技術や電気小売事業に関するノウハウを持っており、英国以外にもオーストラリアやドイツ、米国へと事業エリアを拡大させ急成長を遂げている会社。

ちなみに、オクトパスエナジーからの最初の連絡では次のような案内が届きました。

オクトパスエナジーから入ったメール

上部のタコのアイコンがオクトパスエナジーのキャラクターですね。

個人的にはアイコンやページの色使いに少し違和感があります(笑)。英国人には普通に受け入れられているのでしょうか。

料金は高い?オクトパスエナジー

オクトパスエナジーが提供するメインの料金プランは「グリーンオクトパス」です。

この料金プランでは、非化石証書(再エネ指定)が活用されており、再エネ比率が実質100%、CO2排出量が実質0%の電気が供給されます。

つまり、この料金プランの電気を使う限り、電気をいくら使用してもCO2排出量がゼロということ。

環境への意識が高い人には適した料金プランだと言えます。

料金表や地域の大手電力会社との比較などは次のリンク先にて解説していますので、ぜひこちらをご参照ください。

>>オクトパスエナジーの料金解説 を読む

オクトパスエナジーのメリット

オクトパスエナジーに感じる私の不満は記事の前半に書きましたが、もちろんオクトパスエナジーならではのメリットもあります。

オクトパスエナジーの3つのメリット

  • 非化石証書によって再生可能エネルギー実質100%を実現している
  • キャンペーンを実施している
  • 解約金がない/解約方法も簡単

再生可能エネルギー実質100%を実現している

料金体系の項目でも少し触れましたが、「グリーンオクトパス」というメインの料金プランでは、非化石証書を活用し再生可能エネルギー実質100%が実現されています。

ふだんの生活のなかで少しでもSDGsに貢献できることをしたい人にとっては、選びやすいプランですね。

キャンペーンの実施

上記でも軽く触れましたが、オクトパスエナジーは契約者に還元するキャンペーンとして、「特設サイト割」や「お友達紹介割」「提携企業割」を不定期に実施します。

これらキャンペーンの適用条件などについては別記事にて詳しく解説しています。

ここでは契約者に適用されるキャンペーンのひとつ「節電チャレンジ」について解説。

節電チャレンジ

今は実施されていませんが節電チャレンジもキャンペーンのひとつで、電気を多く使いがちな時期に実施されます。

このキャンペーンは、対象期間の電気使用量を直近の平均使用量に対して10%以上節電できたら、電気代の割引を受けられるというものでした。

何らかの工夫をして節電を心掛けてみようという気になりますね。

一度だけですが、私はチャレンジに成功し8,888円の割引をゲットしました。

オクトパスエナジーが実施した、節電チャレンジを達成できた旨の連絡
節電チャレンジ成功の案内

下記のX投稿のようにゲーム感覚でチェレンジしているという世間の声もあります。

解約金がない/解約方法も簡単

オクトパスエナジーのFAQのページに「オクトパスエナジーの電気を解約した場合、原則、解約金や違約金は発生しません。」と記載されています。

実際に私も解約金は発生しませんでした。

解約方法も簡単。マイページ(契約すると契約者ごとに作成される)から手続きできます。

解約手続きをすると、このような確認のための丁寧なメールが届きます。

いざという時の解約方法も簡単なので、オクトパスエナジーに関心を持ったなら、まずは気軽に契約してみるのもお薦めです。

一度サービスを受けてみて、続けるか他の電力会社に乗り換えるかはそのあとに考えれば良いですしね。

\ 簡単手続き、解約もかんたん /

オクトパスエナジーに偶然乗り換えた私が感じる評判や不満のまとめ

オクトパスエナジーに私は次の3つの不満を感じていました。

  • 電源構成で再生可能エネルギーの割合が小さい
  • 燃料調整費単価が高かった
  • 電気使用量を詳しく確認できない

その一方で、オクトパスエナジーには次のメリットがあるのも確か。

  • 再生可能エネルギー実質100%を実現している
  • キャンペーンを実施している
  • 解約金がない

私が感じていた上記の不満があまり気にならず、むしろメリットに惹かれるなら、気軽に試してみるのがお薦めです。

そうはいっても、やはりオクトパスエナジーへの乗り換えに気乗りしないなあという人は、いまいちど自分に合う電力会社を探しなおすのが良いですね。

そのときにはエネチェンジという料金プラン比較サイトが便利。

郵便番号とひと月の電気使用量を入力すると、あなたにおすすめの電力会社や料金プランを教えてくれます。

無料でわかる 自分に合う電力会社

あるいは、再エネ100%の電気を供給する電力会社を前提に他を検討するなら、ぜひ 再生可能エネルギー100%電力会社のおすすめ5社と選び方 を参照ください。

オクトパスエナジー以外に4社を加えて横並びに比較してます。

そもそも電力会社を乗り換えること自体に不安をお持ちでしたら 初めての電力会社乗り換え: トラブルを避けるポイント を参照ください。

乗り換え時に起こりうるトラブルとその回避方法を解説していますので、きっとあなたのお役に立ちます。

また、 オクトパスエナジーのキャンペーン比較 ではオクトパスエナジーが実施している最新のキャンペーン情報を網羅的に解説してますので、宜しければこちらも参照してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました